2013年3月30日土曜日

日本社会は内弁慶

武蔵野市運動競技場 ~ トラックの向こう側には憂鬱な襤褸(ボロ)か?

一日のうちに、能率的な時間帯と、あまり能率的でない時間帯があります。 私の場合、夜8時ころから丑三つ時、つまり、午前2時頃までは能率的でないので、寝ることにしています。

私のゴールデンタイムは、午前3時から午前6時。 その時間帯に、リーダーシップについて考えてみました。 リーダーシップを理解しない人は、適応力に欠ける傾向にあるという結論に至ったのです。 明治期の日本と違い、今の日本は異質なものに適応したくない傾向が強いのではないか? つまり、社会全体が、ベイビーのように内弁慶になっているのかも知れない。 それは、スペインの哲学者オルテガが言った「甘やかされたお坊ちゃま状態」なんでしょうか。

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2013年3月27日水曜日

桜の森の満開の下

武蔵野市役所前

坂口安吾と言う人も長いこと誤解していた人です。

学生の頃に、『桜の森の満開の下』という坂口安吾原作の映画が上映されました。 その映画の印象がよくなかった。 だから、坂口安吾は敬遠していました。 今、『堕落論』を読み返してみると、この人はすごいことを言っていることが分かりました。 言っているタイミングがすごい。 敗戦後、半年で以下のように言っています。

「終戦後、我々はあらゆる自由を許されたが、人はあらゆる自由を許されたとき、自らの不可解な限定とその不自由さに気づくであろう。人間は永遠に自由では有り得ない。なぜなら人間は生きており、又死なねばならず、そして人間は考えるからだ。政治上の改革は一日にして行われるが、人間の変化はそうは行かない。遠くギリシャに発見され確立の一歩を踏みだした人性が、今日、どれほどの変化を示しているであろうか」 坂口安吾『堕落論』(1946年)。

安吾が今の日本に関して問われれば、以下のように回答するのではないかな、、、、。

「日本や日本人とは、いつまでたってもお気楽なものだ。 むなしい人間関係の上に安眠し、社会制度や国際情勢というものに全身を投げかけて平然としている。 堕落のもつ性格の一つは孤独であると敗戦直後に言ったではないか。 だから、人間の持っている自然の姿(人性)に帰るためにも、もっと孤独になれ。 とことん堕落しろ! そして、 一人荒野を歩いて、そこから這い上がれ」。

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2013年3月24日日曜日

芥川龍之介の桜


隅田川はどんより曇つてゐた。彼は走つてゐる小蒸汽の窓から向う島の桜を眺めてゐた。花を盛つた桜は彼の目には一列の襤褸(ぼろ)のやうに憂欝だつた。 が、彼はその桜に、――江戸以来の向う島の桜にいつか彼自身を見出してゐた。 芥川龍之介 『或る阿呆の一生』 (1927年)。

『或る阿呆の一生』は、1927年の芥川自殺直後に見つかった文章で、彼の人生を書き残したものと思われています。 米騒動、シベリア出兵、そして、1923年には決定的な関東大震災が発生しました。 芥川じゃなくても、多くの人は憂鬱だったのだろうと思います。

明治大正時代が終わり、時代は昭和初期の暗黒の時代へ突入します。 芥川をヒーローとした太宰治は、もっと憂鬱になったのでしょうね。

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2013年3月23日土曜日

映画 『007 スカイフォール』

台湾からの帰りに飛行機の中で、映画『スカイフォール』を観ました。 賛否両論のようですが、私には興味深い映画でした。
新旧交代しても、スパイ(インテリジェント・エージェント)は存続する。 スパイが使うツールは時代とともに進化するが、秘密諜報活動そのものは、時代にかかわらず存在し続ける。 今回のボンド・ムービーは、「HOW TO DO」 じゃなくて、「WHAT TO DO」が重要だということを教えているのだと、独善的な解釈をしました。 今の日本はツール、つまり、「HOW TO DO」ばかりにこだわって、本質である「WHAT TO DO」を見失っているような気がするのです。
今回、初期のボンド・カーであるアストンマーチンDB5が出てきたのはよかったですね。 やはり、ボンドにはこの車が似合っている。 最後に爆破されて粉々になっちゃいました。


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2013年3月20日水曜日

どっちがリーダー?


桜も咲き始めたようで、犬の散歩、、、、と思ったのですが、、、、。

私はチャーリーのリーダーですから、チャーリーに頼まれたって抱っこしたりしてはいけません。 飼い主である私をリーダーとみなすように誘導しないといけないのです。

駄目ですね。 バカな子ほどかわいい、、、。 もう、どっちがリーダーでも構わないではありませんか。 仕事だって、新しい時代のリーダーは、部下の下僕として支援する、つまり、エンパワーメントですね。 今の時代のリーダーシップというものです。

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2013年3月17日日曜日

学問ってのは何でするの?


朝からテレビで立川談志の「やかん」をやっていました。 落語の本題に入る前に演目に関わりのある小話が語られ、これを「枕」といいます。 ご存知ですね。 

「上品とは?」
「上品? 欲望に対する動作がスローモーなんだ!」

立川談志のおもしろさは、「枕」です。 なぜか? やはり、真理をついてるからでしょう。 若い頃は、談志の毒気ばかりが鼻について、あまり好感はもてませんでした。 しかし、それは自分に、理解するだけの知識や教養がないためだったのです。 勿論、今でも十分とは言えませんが、自分が年をとるにつれて、談志の「枕」が少しは理解できるようになりました。

「やかん」という咄は、自分は何でも知っていると豪語するご隠居が、八っつぁんから出される質問に対して、いかにももっともらしく答えていくというものです。 

「学問ってのはなんでするの?」
「貧乏人のヒマつぶしだよ!」


「そうですか?」 
「そう!」

「努力ってのは?」
「努力? バカに与えた夢だ!」

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2013年3月15日金曜日

石光真清の手記

石光真清の手記 全4巻 中公文庫

石光真清さんは、明治元年の熊本生まれ。少年時代を神風連や西南の役の中で過ごし、陸軍中尉で日清戦争に参加し台湾で実戦を経験しました。その後、ロシア研究のためロシア留学、特務を帯びて満州を駆け巡りました。ロシア革命後、再びシベリアへ渡り諜報活動を行いました。少年時代は柴五郎陸軍大将(『ある明治人の記録』中公新書)の家にも下宿したそうです。  

三島由紀夫が共感していた神風連から西南の役の頃の日本の様子、日清戦争と日露戦争の間、そして、ロシア革命後の満州・シベリアを舞台にした当時の国際情勢、ロシア人中国人朝鮮人、そして、日本人の勢力関係が非常によく分かります。それは、歴史小説でなく、石光真清という人が直接体験した真実を綴った手記だからです。

小説『坂の上の雲』やTVドラマ『八重の桜』もいいのでしょうが、日本人なら『石光真清の手記』や会津出身である柴五郎の遺書『ある明治人の記録』を読んでもらいたいですね。     

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2013年3月13日水曜日

フィリー・ステーキ・サンドイッチ


「最近、食べ物の写真がない」と、友人から指摘がありました。 ブログサイトの容量の制限から解像度を高くできないので、食べ物の写真は躊躇していました。 でも、冷静に考えてみると、私のカメラの腕では解像度なんてあまり関係ないかも知れませんね。

三鷹でフィリー・ステーキ・サンドイッチは売っていません。 だから、自分で作ります。 三鷹北口のパン屋で売っているバゲットを使うと、フィリーで食べるよりも、マンハッタンで食べるよりも、ずっ~と美味しいフィリー・チーズ・ステーキ・サンドイッチが出来上がります。 ホントですよ。 薄切り牛肉を玉葱と一緒に炒めて、バゲットに乗っけて、チーズを上においてオーブンで焼くだけです。

先週は久しぶりに台湾にいました。 台湾の野菜はオイシイ(日本の野菜に近い)のにパンがもう一歩、惜しい。 やはり、台湾では薄味の台湾料理を食べるべきですね。

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2013年3月10日日曜日

台湾アワビとは?


台湾アワビとはトコブシのことです。 九孔(九つの穴)といいます。 たくさん養殖されていて、日本にも輸出されています。

去年は大阪でキックオフ・ミーティングを行いました。 今年は台湾の台北市です。 中国人スタッフ全員のビザを自分たちで取得して台湾でミーティングをするなんて、そんな面倒なことを実行する会社なんてありません。 でも、やっちゃったんですねぇ。 ibgは、直接経験の積み重ねを重視していますから。

困難に挑戦し、自分たちの力で自分たちの未来を切り拓いていくという生命力を少しは感じられたかな、、、。
  
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2013年3月9日土曜日

立派な人 ~ 明石元二郎

台北市林森公園 明石総督の旧址

善政の人、第七代台湾総督 明石元二郎陸軍大将(1864-1919年)

台湾総督在任中は、台湾電力を設立し水力発電事業を推進しました。日本人と台湾人が均等に教育を受けられるよう法を改正、現在も台湾最大の銀行である華南銀行を設立しました。道路や鉄道など交通機関の整備(中部海岸線鉄道と東西横貫道路の解説)、森林保護の促進など精力的に事業を進めました。

「自分の身に万一のことがあったら、必ず台湾に葬るよう」との遺言によって、遺骸は郷里の福岡から台湾に移され 日本人墓地に埋葬されました。 しかし、日本敗戦後、日本人墓地には中国共産党に追われた国民党軍の兵隊や難民が住み、墓は荒らされ墓地はスラム化し、惨憺たる状態になりました。 1990年代になって墓は新北市に改葬され、2010年、墓前の鳥居は元の場所である現在の林森公園に建てられました

WBC 台湾・謝長亨監督「国際試合の場で日本の高いレベルに近づきたかった。プレッシャーはかけられたと思う。感動的な試合だった」
2013390149  読売新聞)

日本の監督さんも台湾を称えてほしいよね。それが大人というものです!

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2013年3月8日金曜日

ゆうべ不思議な夢は見なかったが、、、

台湾ビールは美味い、変わらない味です。これも日本占領のなごり。

台湾に来ているのに、夏目漱石の「ゆうべ不思議な夢を見た」で始まる『夢十夜』です。

その「夢八夜」が突然気になったので、読み返してみました。 床屋で鏡の前に座っていると、鏡に床屋の前の通りが映り、様々な人が通り過ぎてゆくのが見える、そして、自分も同じ鏡の中に映っている。 場面設定がいいですね。でも、どう解釈したらいいのか難しい。たぶん、文芸評論家などの解説は山ほどあるのでしょう。

私は独自の解釈をします。今の日本人にこそ大切なことを言っているのかも知れません。

世間の無常、要するに、世の中の流れの中に埋没して自分を見失って押し流されてはいけませんよと言いたいのかも知れません。 鏡に映る往来が世の中の流れ、そして、同じ鏡に自分が映っている。自分の顔を見て、時代に流されない強い精神力を確認したのか? それとも、散髪を終え外に出て、いつまでも変わらない金魚売を見て力強く思ったのか?

ちょっと、解釈に無理がありますな、、、、。

「そうして金魚売がその後にいた。金魚売は自分の前に並べた金魚を見つめたまま、頬杖を突いて、じっとしている。騒がしい往来の活動にはほとんど心を留めていない。自分はしばらく立ってこの金魚売を眺めていた。けれども自分が眺めている間、金魚売はちっとも動かなかった」 『夢十夜』 夏目漱石1908

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2013年3月4日月曜日

子犬のしつけ、人間のしつけ



犬は、しつけることで、その犬の賢さが発揮されるそうです。

最近の人間の世界は、個人に信頼性がない状況なのに、他者と信頼関係を構築しようとしていませんか? そして、グローバル人材と称して国境をまたごうとする。 そんなことしたら、いくら賢くたって、その賢さは発揮されないで、間違った方向に向かっちゃいます。

チャーリーに、「おまえの信頼性を高めろ! エトスが足りない!!」と言っても仕方がないので、アイコンタクトで信頼関係の構築を継続するしかないのでしょう。

犬だって、子供だって、大人のビジネスマンだって、褒めてしつけるのが基本。要するに、批評って良い点を見つけることなんですね。 小林秀雄さんがどこかで書いていました。
 
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2013年3月3日日曜日

エトスが足りない

アリストテレスは著書『弁論術』の中で、人を説得する要素は「エトス」、「パトス」、「ロゴス」の3つだと教えました。 「エトス」は人柄、品性、精神などを表し、発信者にどれだけ信頼性があるかを意味します。 「パトス」になって初めて相手が関係してきます。 パッション、つまり、情熱です。 どれだけ熱意をもって相手に伝わるかなのです。 最後に「ロゴス」。 これは、ロジックですから論理性のことです。

私が問題提起したいのは、今の日本では、エトスを省略してパトスやロゴスに行ってしまうことです。 ひどい場合は、パトス、つまり、相手のことなんか関係なしに「ロゴスさえ正しければそれでいい」と主張することがあります。 アメリカ人といえば、粗野でディベートで相手を負かすことだけに集中しているような印象があるかも知れませんが、立派なアメリカ人はエトスがちゃんとしているし、徳もあるのです。 そうじゃないと、リーダーにはなれません。

さて、やんちゃなチャーリーのエトスはどう発展するか?

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2013年3月1日金曜日

台湾の二・二八事件


二・二八事件は、1947年2月28日に台湾の台北市で発生し、その後台湾全土に広がった、当時はまだ日本国籍を有していた本省人(台湾人)と外省人(在台中国人)との大規模な抗争。約40年後、戒厳令の終了と政府側の遺族への罪によりようやく終結した(ウィキペディア)。

二・二八事件は、ウィキの説明のように単純なものじゃない。 ウィキペディアは便利ですが、盲信してはいけない。 実際は、大陸から逃げてきた国民党(蒋介石軍)による台湾人の大虐殺が起こったのでした。 今の台湾の政治経済体制でタブー視したいのはわかりますが、こういった重要な歴史的事実をなぜ日本の教育は無視するのでしょうね。 自分たちの歴史を謙虚に自覚することがなければ、その国は国家として永遠に幼稚で野蛮なままでしょう。 もともと台湾や日本は、そういった国じゃないはずだ。

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2013年2月27日水曜日

日本の自殺

 

昭和50年の『日本の自殺』が新書として出版されました。著者である「グループ一九八四年」は、ジョージ・オーウェルの『1984』を意識したのでしょう。ハクスリーの『素晴らしき新世界』も出てきます。オルテガの『大衆の反逆』も引用されています。

中野剛志氏が解説で指摘しているように、『日本の自殺』が警鐘を鳴らしたことは、バブル崩壊で現実のものになったのだと思います。 日本はその後の20数年にわたり、右肩下がりの低迷を続けています。

ところが、興味深いのは、「バブル崩壊まで」と「その後の20数年」の原因は全く同じだと言うことです。 資産インフレであろうが長期デフレであろうが、日本の問題の本質は、オルテガが言うところの「甘やかされた坊ちゃん」であり、『日本の自殺』で指摘されている「内部からの社会的崩壊」なのです。 福田和也さんも「今の日本は自殺するだけの勢いもなく、自然死してしまうのではないか」と解説しています。    

以下、本文より

人間経験全体のなかに占める直接経験の比重が相対的に低下し、それに代わって、マス・コミュニケーションの提供する情報を中心とする間接経験の比重が飛躍的に増大したことに伴うさまざまなマイナスの副作用について検討しておかねばならない(P94)。

マス・コミュニケーションによって人間がだまされ、知力を低下させられ、真実の視界を妨げられるという皮肉な現象が生ずる結果となる。(中略)情報化のさまざまな代償は、思考力、判断力を衰弱させ、情緒性を喪失させ、幼稚化と野蛮化の社会病理をとめどもなく拡大していくこととなり、日本社会の自壊作用を強めるのである(P102

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2013年2月26日火曜日

映画 『アルゴ(ARGO)』

映画『ARGO』監督・主演のベン・アフレック

第85回アカデミー賞は、『ARGO(アルゴ)』(ベン・アフレック監督・主演)が作品、脚色、編集の3賞を制しました。『ARGO』は、イランの米大使館占拠事件が題材です。偽の映画制作を口実に、CIA工作員が大使館員を救い出すという実話に基づいた映画です。

ここ一年で観た映画の中で『ARGO』が一番面白かった。 映画の時代設定は、1979年のイラン革命の時です。 当時、ボストンにいた私は、混迷のイランから脱出してきたイラン人青年とダウンタウンで一つの部屋をシェアしていたのです。だから、パーレビ(シャー)とかホメイニーだとか、イラン人質事件がやたらと身近に感じて心に浮かぶのです。

イラン人青年マホムド君は、テヘランのスーパーの店員でした。やっと貯めたお金で航空券を買い、着の身着のままイランから脱出して来ました。 英語は片言もできませんでした。 「イランを立派な国にするためにアメリカで勉強するんだ」とやってきたのです。 部屋では一日中英語の辞書とにらめっこですが、逼迫するイラン情勢の中、テヘランにいる両親のことが心配でなりません。 イスラム教徒のマホムド君は、一日に5回決まった時間にお祈りをします。 食品の中に豚のエキスが入っているだけで食べることができません。 もちろん、お酒は飲みません。 そんなマホムド君と、高度成長期の日本から来たチャランポランな私の共同生活でした。

映画『ARGO』は、車、ファッション、電話、ヘアスタイル、、、、どれ一つをとってみても1979~1980年にタイムスリップしたような感じでした。 ベン・アフレックのテンションの低い(low key)主人公はよかったですが、全く個人的な感傷から『ARGO』はよかったのでした。  

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2013年2月25日月曜日

脳の働き

東京都葛飾区のホームページ ~ 障害福祉より

オバマ大統領は、先日の一般教書演説(State of the Union)で、人間の脳機能を更に解明するプロジェクトに言及しました(brain mapping)。 脳外科手術が進歩して救命措置はできても、脳に関して解明されていないことがまだまだ多いそうです。 オバマさんは、アルツハイマーや脳卒中(brain attack)が増え、研究にお金を費やしても経済効果がある(pay off)と説明しています。

大脳には様々な機能が分化しています。 前頭葉は全体をバランスよくコントロールする、つまり、ものを考えたり動作の指令をするところです。 頭頂葉はものを感じ解析するところ、後頭葉は視覚情報を取り入れ解析するところです。 また、側頭葉は記憶や言語、音の解析を行います。 そして、生まれてから獲得した知識が脳の記憶装置に蓄積されていて、一瞬にして状況を判断したり、本を読んでも文脈を理解することができるのです。 

脳は生きていて、もし損傷したらダメージを受けた部分を補うために、脳のその他の部分が本来の構造を変化させて、役割を変えるという性質があるといいます(脳の可塑性)。 脳卒中などで、言語中枢に障害があると、リハビリの過程で、言語中枢以外の部分が言語中枢の役目を果たしていくということです。 

子供のころから脳全体をバランスよく使うような教育ができるといいですね。   

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2013年2月23日土曜日

行蔵(こうぞう)は我に存す

家庭にリーダーがいなければ子供にリーダーシップは芽生えない。会社組織でも同じです。リーダーが決断する姿を見て、組織全体に尊敬と信頼の関係が生まれるのです。

福沢諭吉が「痩我慢の説」で勝海舟を批判したとき、海舟は下の言葉を返しました。

「行蔵は我に存す,毀誉は他人の主張,我に与からず我に関せずと存じ候」

「行蔵」とは出処進退のことです。他人が何を言おうと自分には関係ない。自分のやることは自分で決め、自分で責任をとるのだと言っています。勝さん、好きですよ。

大学生の皆さんには、周りが何を言おうと自分で決めて人生の選択をしていってほしい。政権を担う政治家には、周辺の国が何を言おうが「行蔵は我に存す」で貫いてほしい。











子犬のCharlieと私の間に信頼関係は生まれるか?  

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2013年2月22日金曜日

リーダーシップは育たない

日本に、リーダーシップが重要だという認識がどれ程あるのか疑問なのですが、日本というのはリーダーが育ちにくい環境にあることは間違いないと思います。

日本という国は、良く言うと優しい、しかし、過保護であることが常態化している。自分で難しい選択をしなくても、ちゃんと生きていける仕組みが出来上がっています。しかし、「もっと、もっと」という要求は増大し、いつか破たんするのです。だから、苦渋の決断もして行かなければならない。 それはリーダーシップであり、リーダーの役割です。

日本はリーダーシップが育ち難い土壌です。リーダーシップは、人生の中で苦渋の選択を繰り返しながら芽生え、強化されていくからです。人は、厳しい決断ができる人を見て、その人をリーダーと呼ぶものです。

社会なのか世間がお膳立てをして、それに乗っかっていれば、ほぼ間違いなく生きていける状況であれば、リーダーシップは育たないと思うのです。成長する環境が、リーダーシップの「cradle(揺りかご)」にも「incubator(保育器)」にもならないから。

"cradle of leadership"

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2013年2月19日火曜日

漱石が悩んだこと

夏目漱石は講演録のほうが小説よりも面白いと思います。 『道楽と職業』、『現代日本の開花』、『中味と形式』、『文芸と道徳』、そして、『模倣と独立』は、同時期の漱石の講演です。 全編を何度も何度も読み返すと、私のような貧弱な読解力でも何となく漱石が悩んだことが分かるような気がします。 漱石が生きた時代背景も照らし合わせて読むと、10代20代に読んで面白くなかった漱石の小説も面白くなるのです。

漱石は、明治の文明開化から日清日露戦争の時代を生きて、日本人の精神的な危機を感じたのでしょう。政治的危機を乗り越えて、これから経済危機を乗り越えても、さて、今の日本は精神的危機は乗り越えられるのか? 国家と国民の役割って大事です。

私は子犬の成長を見守りますか

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2013年2月18日月曜日

本当のセイフティ・ネット

http://sankei.jp.msn.com/life/news/130218/edc13021803230000-n1.htm

「だから問題は、学校も家庭も地域もむしろ『近代化』してしまって、『前近代的』な人間同士の触れ合う場がなくなってしまった点にある」(本文より)。 

アメリカの知識層って、ここ20年かけてこういったことに徐々に気づいていったのではないかと感じます。 お金と契約だけの社会に疲れ果てた末に、、、。 少し言い換えると、アメリカの一部の人たちは、自分のことだけを考えることに嫌気がさして、組織とか地域の一員であることでセイフティ・ネットをかけようとしているように思います。 

日本は元々あったものをグローバル化のスローガンの下に粉々にされて、これからの時代に合うように再構築しなくてはいけないでしょう。 中国は破壊の継続中でしょうね。

私の机の上にアベノボトル?

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2013年2月17日日曜日

自分を知るには?

孫氏の兵法の 「知己知彼、百戦百勝」はご存じだと思います。 「知己」を軽んじてはいけない。 自分を知ることが重要なのですが、これがなかなか難しい。 一つのタコ壺の中で、自分は何ができるかと考えてもダメです。 タコ壺から出て、様々な人と交わったり、試練を乗り越えながら少しずつ自分が見えてくるのでしょう。 私はこれまで色んなタコ壺を出入りしてきましたが、いまだに自分が見えているか怪しいものです。

日本の大学生の就職活動は、自分を知る作業の第一歩だとすると、もしかしたら無駄なプロセスでないのかも知れません。











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2013年2月15日金曜日

知行合一


最近、「知行合一」という言葉が頭から離れません。 なかなか奥が深い。 知ることと行うことが一致するだけでなく、アウトプットを意識しろということのようです。 大量のデータをインプットし、高速に頭を回転させることだけじゃダメだということです。

偉大なロックギタリストは常にアウトプットを意識します。 ヘッポコギタリストの私はギターにひかれます。
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    2013年2月13日水曜日

    「孫子の兵法」で教育改革したら?


    このスライドは10年ほど前に、コンサルタント経験10年未満の若い人たちに話をしたものです。クライアントに提案書を提出する場合の注意事項を学習してもらうのが目的だったのですが、子どもたちの教育においても同じだと思います。

    【道】先生(学校)、父兄、子供たちに共通の認識はあるか? 他者と関わる前に、それぞれが自分自身をどこまで理解しているのか?

    【天】行動をとるタイミングは正しいか? 時宜にかなっていることは何か? 人生は永遠じゃない。万物流転、行動せずに後悔しても遅い。

    【地】状況判断は間違っていないか。 取捨を断ずるにあたり、新聞TVを盲信していないか?

    【将】両親兄弟以外に、あなたのことを心から考えてくれるメンターがいるか? 上司や仕事仲間は尊敬できるか、信頼できるか?

    【法】あなたが成長するために必要な養分を吸収する体制は整っているか?

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    2013年2月12日火曜日

    チームビルディングとリーダーシップの関係


    リーダーの役割は、「リーダーがいなくても任務が完了するチームを作ること」でもあります。 チーム・ビルディングとリーダシップとは密接に関係しています。 スライドの一番左は、日本に多く見うけられる「タコつぼ型」の組織です。 指示する管理職がいつも見張っていないといけない上意下達の組織です。

    日本の教育システムで育つと、セルフ・モチベート(自分で動機付けする)ことが出来るようになりにくい。 社会が優しく、否、過保護(coddle)ですから教育もそれに準じて知識・スキルに重点が置かれていると思います。 

    モチベートするのは親であり、教師であり、社会であると考えていないでしょうか?

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    2013年2月11日月曜日

    試練は大人になると試煉(火へん)になる

    試練を避けるのが頭のいいやり方だと思っていませんか?

    最近、facebookで大学生と議論をしています。長年当たり前だと思っていたことを如何に分かり易く伝えるか、非常に私自身の勉強になっています。 以前、このブログでも紹介したことのある、上のスライドに関して学生たちと議論をしていると、台湾のカブちゃんが面白いことをFBPOSTしてくれました。  

    「試練」は旧字体では「試煉」です。チャレンジはたぶん、死ぬまで、そしてどんどんハードルが高くなっていくのでしょうね。チャレンジは若いころは「練」習、年を重ねる毎に本物の試「煉」 Fire Fighting になっていくのだと思います。 北京語の諺を一つ。 『真金不怕火煉』……本物の金は焼かれることを恐れない。 人間も本物は、身を焼かれるような試煉を恐れないもの。

    漢字を簡体字やハングルにしてシンボル化すると、考える要素がなくなり、どんどん愚民化が進むのでしょうね。 小学生の英語教育よりも漢字を旧字体に戻した方が、中長期的には随分と価値のあることかも知れません。

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    2013年2月9日土曜日

    リーダーの役割


    ようやく日本のビジネス界は、高度成長管理スタイルから知的労働センス&レスポンドスタイルにパラダイム・シフトしつつありますが(ホント?)、教育界に求めるのは無理なのでしょうか? スポーツの世界だって同じですよね。 教える側の信頼性がないのに信頼関係を求めてどうするんだ? もう少し知的にやってもらいたいものです。

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    2013年2月7日木曜日

    動かし、育て、結果を出させるには?

    子どもは親のように成長します。 親が正しいプリンシプルのものとに毎日を楽しんでいないと、子どもたちが才能や創造性を発揮できるはずがないじゃないですか。

    実は、多くの日本企業がかかえている問題も同じなのです。 立派な人格が形成されないまま年功序列のもとに上司になった人は、「コントロールする管理職」と「部下の力を引き出そうとする、つまり、エンパワーするリーダー」の違いが分かっていない。 高度成長期は上意下達の管理でもよかったのですが、そういった産業構造がパラダイムシフトして何十年も経っています。 なぜ、日本がキャッチアップできないか? 一つの原因は、マスメディアや知識人と言われる人たちが、深い意味を理解しないまま、言葉だけを日本に紹介するからでしょう。 ワークライフバランスやエンパワーのように。

    子どもの教育(家庭と学校の両方)、日本企業がかかえる問題、共通項は多いですね。 気づいて勇気をもって取捨を断ずる者だけが生き残るのでしょう。 

    ところで、昔の日本人はわかっている人が多かったのですよ。

    山本五十六

    やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、ほめてやらねば人は動かじ
    話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず
    やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず










    老犬介護から3年。 ベイビーがやって来ました! 子犬のしつけも同じか?

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    2013年2月6日水曜日

    信頼関係の構築なんてハードルが高すぎる

    明治のリーダーの一人 ~ 柴五郎 陸軍大将

    これから社会人になる学生さんたちには、管理職ではなく、知識労働者の時代を生き抜く本物のリーダーになってもらいたいですね。 アメリカだって様々ですが、コントロールに主眼をおいた管理職ばかりでなく、リーダー、すなわち、アメリカで言うところのマネジメントが一定の割合で存在します。 マネジメントとは、能力もありますが、高いレベルの人格を備えた人です。 中国は「コントロールする人が管理職」という意味合いが強い、恐らく日本より強烈です。

    最近、信頼関係の構築ってさんざん聞かされますね。 柔道で信頼関係がどうだとか、学校での体罰がどうだとか。 中国艦艇のロックオンよりも、スポーツの話題のほうが取扱いが大きい。 でも、ちょっと待ってください。 他者との信頼関係の構築の前にやることはないのでしょうか? つまり、自分の信頼性を高めることです。

    社会人になる前に、ある程度の人格と能力が備わっていないのに、いきなり信頼関係の構築なんて、ハードルが高すぎる。

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    2013年2月5日火曜日

    対中投資の難しさ ~ PM2.5で目が覚めるか?

    このスライドは、ほぼ10年前のものです。 日本からの環境技術支援は、何十年にも渡り行われています。 問題は、移転された様々な技術の定着が10年経っても達成されない点ではないでしょうか?
    日本政府の対中ODAは、有償3兆円、無償1500億円、技術協力1500億円にのぼっています。 今回のPM 2.5で目が覚めるか? どうでしょうね、、、、(日中双方ですよ、念の為)。
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    2013年2月3日日曜日

    日米の意思決定プロセスは同じ?


    企業内での意思決定のプロセスは、日米間で大きく異なるわけではないと思います。

    稟議(Ringi)という名称こそありませんが、関係各位間(ステーク・ホールダー)での根まわしや、合意形成(コンセンサス・シーキング)は、アメリカ企業は日本より周到に行うような気がします。アメリカ人って末端に至るまで黙っていませんからね。そのために、たまにはコンサルタントが黒子のように組織を縦横に暗躍します。

    勿論、最後はリーダーが英断したように見せかけますが。

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    2013年2月2日土曜日

    中国で仕事をする難しさ

    経済産業省 資源エネルギー庁 HPより

    2002年か2003年、「ゴミ処理技術を中国に定着させ、環境(大気)汚染を何とかしないと地球は滅びる」というような議論を真剣にやっていました。 当時、156年ぶりに中国に戻った私は、青空がないことに一番驚いたからです。 北京から二百数十キロ離れた石家庄に北京市のためのゴミ処理プラントを作らないかという具体的な話をしたこともあります。 我々に専門知識がなかったこともあり、議論は発展しませんでした。 あれから10年、北京の空は大変なことになっています。

    中国が成長を続け、今後、国民の生活レベルが更に高まれば、エネルギーの更なる大量消費、大量廃棄は必然です。 エネルギーを求めて覇権的な行動は拡大するだろうし、環境破壊はさらに深刻となります。 すでに地球規模の問題です。

    中国の場合、技術移転が定着しないという問題が大きいと思います。 移転技術を定着させ、改良させ、更に発展させる忍耐力と謙虚さがないと技術は移転できないのです。 軍事力よりも、汚染処理のような国産技術を発展させ、内需を拡大させ、国民の6割を占める農民が幸せになってはじめて中国は立派な国になると思いますよ。

    中国で仕事をする難しさは、短期的、超資本主義的な人心をどうチェンジマネージ(意識改革)するかです。 アメリカ人から見たら、日本人と仕事をするときの難しさは、日本人をいかにチェンジマネージするかだと言うかもしれませんね。 アメリカ人だって、いっぱい問題はあるのに、、、、。

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    2013年2月1日金曜日

    アメリカで働くために必要なもの ~ 会社とは?


    ① 日本の会社(Kaisha)
    ② 日本にある外資系の会社(日本XXXX)
    ③ アメリカの大企業(corporation)
    ④ アメリカの通常の企業

    アメリカで働く場合、ビザの問題、英語などコミュニケーションの問題もありますが、そもそも、日本の会社とアメリカの企業はかなり異なります。 どちらが良い悪いというのではなく、意識しておいたほうが、アメリカで働く場合の生存率は高くなります。

    このスライドには、起業(entrepreneur)やパートナーシップは含まれていません。 要するに、どこで働こうが、その組織にはその組織のエコノミーがあり、やり方があるので、それを理解して行動することが大事だということです。

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    2013年1月31日木曜日

    アメリカで働くために必要なもの ~ マネジメントスタイル


    どちらが良いとか悪いとかでなく、アメリカの組織でサバイブするために知っておくべきことの一つです(上司になっても部下になっても)。 実は、20年以上前に作成した資料の中の一枚です。

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    2013年1月29日火曜日

    アメリカで働くために必要なもの

    少子化が進むから、または、優秀な人材確保といった理由で、外国人を採用するのは如何なものでしょうか。 新聞やビジネス誌によっては、「日本の労働市場が閉鎖的で規制緩和や外国人の就労支援が必要」と煽っている記事まであります。 外国の事情を調べてから記事にして欲しいですねぇ、、。

    どこの国でも外国人が就労するには、就労ビザが必要です。 外国人の場合、無条件にどのような職種にでも就けるのではなく、就労ビザが前提条件となります。 アメリカの有名なビジネス・スクールを優秀な成績で卒業しても、就労ビザがないとアメリカでは働けません。 なぜならば、自国民の労働市場を最優先に考えるものだからですつまり、マーケット(労働市場も同じ)なんて、単独で存在しえないので

    アメリカの就労ビザ取得はこの10年で随分と厳しくなりました。 911同時多発テロも影響しているでしょうが、自国民の雇用確保を最優先的に考えているからです。 特に、知的な職業に就く日本人に対しては厳しい。 就労ビザ取得のためのプロセスは2ステップからなります。 最初のステップは労働局です。 労働局のプロセスが完了してやっとこさ移民局のプロセスとなります。 つまり、自国民でなく外国人に就労ビザを出す必要性を確認してから移民局のプロセスになるわけです。

    日本の愛媛みかんは世界一

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    2013年1月24日木曜日

    教育改革は大変

    内憂外患への対策は?

    教育改革に対する抵抗は大きいでしょうね。 護憲と同じく既得権益は勿論のこと教育者がサラリーマンになっていることが大きな問題だと思います。 ある程度、教師がサラリーマン的でも仕方ないのですが、サラリーマン的要素が半分を超えると問題です。

    サラリーマンというのは、給与を支払っている会社に忠実な人で、仕事や自分のアウトプット(成果物)に対して強烈な拘りや責任感があるとは必ずしも言えないのです。 日本は政治家や教育者までがサラリーマンになっているところに大きな問題があると思います。 

    誤解がないように申し上げますが、就活中の大学生にとって毎月給料をもらうことから始めるのは重要です。 自立(自律)の第一歩ですから。

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    2013年1月23日水曜日

    進歩がない!

    日本のマスコミって、本当に進歩がないですね。こういった記事を掲載する新聞(しかも顕名で)や、浅薄なコメントをする人たちって、恐らく、「人間は病気にならない、死なない」と思っているのでしょうか、そして、介護なんて経験したことがないのでしょうね。 死生観もなく核家族で高齢化していく社会は恐ろしい。

    子供の教育に一番大事なことは、いかなる情報操作にも惑わされず親がぶれないことです。子供は親のように育っていきますから。

    「新聞を読まない人は、読む人よりも真実に近い」 第三代アメリカ大統領トーマス・ジェファーソン

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    麻生副総理:「さっさと死ねるように」

    毎日新聞 20130121日 1737分(最終更新 0121日 1905分)

    麻生太郎副総理兼財務相は21日の社会保障制度改革国民会議で、余命の少ない高齢者など終末期の高額な 医療費に関連し、「死にたいと思っても生かされると、かなわない。政府の金で(高額な医療を)やってもらうと思うとますます寝覚めが悪い。さっさと死ねる ようにしてもらうなどしないと解決策はない」などと述べた。患者を「チューブの人間」と表現し、「私はそういうことをしてもらう必要はない、さっさと死ぬからと(遺書に)書いて渡している」とも発言した。

    自身の人生観を語ったものだが、誤解を招きかねない表現で、今後野党が問題にする可能性もある。麻生氏 は会議後に「公の場で発言したことは適当でない面もあった」との談話を発表。議事録から削除する意向を示した。また、記者団に「個人的なことを言った。終末医療のあるべき姿について言ったのではない」と釈明した。

    民主党の細野豪志幹事長は記者会見で「『とにかく生きよう』と頑張っている方もいる。政治家として言葉を発する時は、国民それぞれの受け止め方や意思を尊重すべきで、どうかという感じだ」と述べ、不適切だとの認識を示した。【佐藤丈一】

    2013年1月22日火曜日

    工夫のある生活

    工夫のある田舎蕎麦

    自分で何とか工夫しようとしない毎日はつまらないと思います。仕事はもちろんですが、生活や遊びでも同じです。問題意識を持つなんて大袈裟なことでなくてもいい。ちょっと工夫する習慣って大事ですね。

    そもそも、人間の脳って、脳自体が自分で学習する機能を備えています。もし、工夫することなく疑問も持たずに言われるがままに毎日を過ごしていると、脳機能は硬直し成長して行かないでしょう。要するに、自分で一歩前に踏み出そうとしない限り、道は開けないのです。

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    2013年1月18日金曜日

    上手に褒めていますか?

    年度が変わり、ibg では昨年一年間の評価の季節です。我々のように、人そのものが商品であるコンサルティング会社では、この評価が組織存亡の根幹です。 評価システムが機能していないコンサルティング会社に将来はないのです。

    自分で自分を評価するのは難しいものです。 上司や同僚、部下の助けが必要です。 その人の成長に関心を持ち、少しでも成長があれば、それに気づいてくれる人が必要です。 人は一人では生きられないということです。 そして、周囲の助けのレベルは高ければ高いほどいい。 つまり、レベルの高い環境で生活し仕事をすると本人への利息(見返り)も大きいものです。

    さて、褒め方ですが、

    ・具体的にほめる
    ・タイミングよくほめる
    ・目標は高くし過ぎない
      子育てでも、学校でも、会社組織でも、そして、あらゆるリハビリでも原理原則は同じということです。みんな人間ですから。

      ibg 2012のまとめ

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      2013年1月14日月曜日

      息子の帰国

      鉄人28号とブラックオックス

      2年半ぶりに息子が帰国しました。休暇を取って4日間だけの帰国です。

      彼にとって故郷はニューヨークなのでしょう。頭の記憶装置の中に焼き付いている人生のイメージのほとんどがそこにありますから。 原風景を有する場所が故郷です。 故郷の延長線上に愛国心があるのであれば、彼にとっての愛国ってアメリカなのでしょう。 それはそれで仕方ないとして、20%は両親のいる日本であればいいのですが。

      脱出しても戻ってきた私にとって、日本の吸引力って相当に強力なものだったのでしょうね。 鉄人28号のフィギュアにも出会えるし、、、。  

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      2013年1月11日金曜日

      国際競争力って半分は語学力か?

      地下鉄の広告
      違うでしょうね。

      とっかかりの10~20%は語学力でしょう。 でも、語学力だけじゃサバイブは難しいと思います。 もし、10~20%の語学力がない場合、スタートポイントにさえ立てないのは事実です。

      グローバル時代に必要不可欠なのは、語学力じゃなくてへこたれない強靭な精神力です。 要するに、語学力さえあればグローバル人材だというのは幻想です。

      「甘やかす」って英語で「coddle(カドル)」って言います。 オバマさんは「大企業や国民を coddle している」って責められています。 大企業や国民をcoddleしてるって、本当はどこの国でしょう? 語学教育だって。 

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      2013年1月10日木曜日

      ユーモアのセンス

      浅草のお面屋さん  

      アメリカの組織の中でリーダーとしてサバイブするには以下の3つのことが不可欠です。 いくら決断力とイニシアチブがあってもユーモアのセンスがないとダメです。
      1. determination (問題判別して決断する力)
      2. initiative (イニシアチブ)
      3. sense of humor (ユーモアのセンス)
      ユーモアのセンスというのは、組織のメンバーに対して安心感を与えます。 ところが、日本の組織を支配する空気は、このユーモアのセンスを許さない。 真面目じゃないと思われる。 そして、一生懸命やっているふりをする。 よくないですね。

      ユーモアのセンスというのは、大人になってからいきなり身に付くものではありません。 やはり、ユーモアのセンスをもった人たちと付き合うことですね。  

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      2013年1月8日火曜日

      バカの壁


      決して頭が悪いわけではない、自分が聞きたくないことは耳に入らない。 そうです、少し前に流行った『バカの壁』ですね。 神経心理学的に言うと、人間の脳はピラミッド構造になっているそうで、一番高度な位置に「自己の気づき(self awareness)」があるそうです。 哲学的でなく自然科学的に脳の機能を解明しても、自己認識が全体をコントロールしているようです。            

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      2013年1月4日金曜日

      自販機のおしるこ

      元旦の散歩で見つけた自販機

      芥川龍之介は、自殺の動機を、「少くとも僕の場合は唯ぼんやりした不安である。何か僕の将来に対する唯ぼんやりした不安である」(『或旧友へ送る手記』昭和二年七月、遺稿)と言っています。 

      芥川龍之介に『しるこ』という作品があります。 これは昭和二年、自殺直前の文章のようです。 「将来に対するぼんやりとした不安」を、おしるこを食べながら思いつめたのでしょうか?  芥川は太宰治とちがって下戸だったそうです。

      まだ紅毛人たちは「しるこ」の味を知つてゐない。若し一度知つたとすれば、「しるこ」も亦或は麻雀戲のやうに世界を風靡しないとも限らないのである。帝國ホテルや精養軒のマネエヂヤア諸君は何かの機會に紅毛人たちにも一椀の「しるこ」をすすめて見るが善い。彼等は天ぷらを愛するやうに「しるこ」をも必ず――愛するかどうかは多少の疑問はあるにもせよ、兎に角一應はすすめて見る價値のあることだけは確かであらう(芥川龍之介『しるこ』 昭和二年六月

      私は、紅毛人たちにお好み焼きを食べさせて反応をみたことはありますが、おしるこはまだ試したことがありません。 抹茶アイスが大好きな紅毛人はおしるこが好きに違いないと信じています。 ましてや、自販機で簡単に手に入るとしたら、、、、、「日本は素晴らしい国だ!」と、思うことでしょう。

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      2013年1月2日水曜日

      New Year's Resolution

      武蔵野吉祥七福神の毘沙門天 延命寺
      私は迷惑をかけずに死ねるなら少しくらい早めでもかまいませんよ。。

      2013年、私のNew Year’s Resolution (新年の抱負)は、「毎日を楽しむ!」です。 これまでも人生楽しんで来ましたが、もっともっと楽しむことです。 

      このブログは、小学生のお子さんをもつお母さんたちをターゲットに始めたのですが、3年前の開始直後から内容は多岐にわたり、単なる与太話になってしまいました。 私自身の問題もあるのですが、ここ3年間の日本の状況がブログの内容に大きく影響を及ぼしたようです。

      マスメディアに登場する文化人・知識人と言われる人たちは、「子供は社会が育てる」と思っているらしい。 とんでもない勘違いです。 

      「人間社会は家(内)の集まりたるものなり、その悪事の元素は早く家(内)にありて存するものなり。家(内)は社会の学校なり、社会にありて専制を働く者は、この学校の卒業生なり。故に曰く、社会の有様を改革せんと欲せば、先ずその学校を改革すべきなり」(『教育の事』 福沢諭吉 明治11年1月)。

      福沢諭吉は、家は習慣の学校であり、父母は習慣の教師であると言っています。 子供は社会で育てるなんていうと、文化大革命時代の人民公社を思い出してしまいます。 子供の智徳(智恵と道徳)の基礎は家庭で習得するものですね。 それがちゃんと出来ていない国は、それなりの品位の国だということです。

      Wishing you a Very Happy Healthy 2013 !!  

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